SSブログ

デスノート 前編 [映画感想 た行]

DEATH NOTE (1)

DEATH NOTE (1)

  • 作者: 大場 つぐみ, 小畑 健
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/04/02
  • メディア: コミック

映画タイトル:デスノート 前編 
初公開年月 2006/06/17
監督: 金子修介
脚本: 大石哲也
出演: 藤原竜也 松山ケンイチ 藤村俊二 鹿賀丈史 他 

■2006.6.18(日) 本日の一言■

昨日、友人の子供と付き合って映画を観てくる。
オギャーと友人のお腹から産まれて、十数年。よもや友達の子供と映画を観る日が
来るとは思いもよらなかった。まぁでもこの子は今でも私のことを下の名前で呼んで
くれる数少ない友達になりましたよ。こんなことで喜ぶ私も歳をとったねぇ(笑)

映画は「デスノート 前編」 若者の間で話題の漫画を実写版にしたものらしい。
映画館は、本日公開の「タイヨウのうた」と重なって、若者だらけで混雑していた。
イヤハヤ、間違ったところに来た気分になりました。さて映画はどうなることやら・・

で、あらすじは以下のとおり。

司法試験にも合格したエリート大学生、夜神月(藤原 竜也)。
将来は世の中の正義のために働こうと考えている彼であったが、法による正義では、
犯罪者に完全な償いをさせられない。という現実と限界を知り、どうしようもない
無力感を抱きはじめていた。そんなある日、彼は『DEATH NOTE』と書かれた一冊の
ノートを道端で拾う。ページを開けば、“このノートに名前を書かれた人間は死ぬ”
と書かれていた。半信半疑に無罪が確定しそうになっている誘拐殺人犯の名前を
書き込んでみると、翌日の新聞にはその男が心臓発作で死んでいたことが載せられ
ていた。このノートを利用すれば、裁けなかった犯罪者の罪を死という形で償わせる
ことができると知った夜神月は、自ら許せぬと感じる犯罪者たちを裁いていこうと
決意するのだった。
しかしインターポールも、この事態を世界を股にかけて起こる犯罪者の連続不審死を事件
として追い始め、日本の警視庁にL(松山ケンイチ)と名乗る天才少年を送り込み、
事件解決に乗り出すのだった・・

では感想である。
★以降、ネタバレしていきますよ★

さて、この映画は・・・感想をどう書くかな・・(--#)
この映画は、あらすじを聞く限り おもしろい人間設定ができていると思う。
呪われたノートを手にした天才少年とインターポールが派遣してきた天才少年が火花を散らす
ストーリーに、人間関係も警視庁、警視庁のボスに夜神月の父親の位置づけ、FBI、おまけに
死神ときたものだ。スリラー系で、駒も全部揃っている。友人の子供の話によると原作である
漫画は、かなり、おもしろく皆、夢中になって読んでいるそうである。
しかし映画が始まりスクリーンに流れてくることは、夜神月(ヤガミ ライト)が犯罪者の名前を
ノートに書いては次々と死に追いやり喜ぶ姿と醜く死様をさらす犯罪者の姿ばかりだし、
彼の負けず嫌いな性格が災いして、警視庁側のL(エル)が捜査のためにはる罠にも簡単に
ひっかかってしまう。
うーん・・どうよこれ・・天才という設定なんだよねぇ。・・これらのシーンからは、どんなに贔屓目
に観ようとしても私には浅はかな大学生が刃物(デスノート)を得て暴れているとしか感じられ
ない。一方、警視庁側の天才と言われているLという人物についても、どこが天才なのか正直、
理解に苦しんだ。Lの行動といえば、甘いものばかり食べて、「計画通りです」としか言わない、
栄養の悪そうな少年にしか見えないのだ。彼の何が凄いのだろう? 天才的なところをもっと
見せて欲しい、事実を突き止めるためには、元FBI職員を見殺しにするような言動も、天才故
なのか?こんな行動をとっていたら、誰もLという人間についてこないしだろう。どうも、
評価ばかりが天才で行動が伴っていないような気がする。
FBIという文字がでてきたついでに、次に映画に描かれているFBIについても書いておくか・・。
まず、どのような形でFBIが夜神月を犯人と断定していったのか、が描かれておらず、
手落ちである。おまけに捜査員が犯人を尾行をするにあたって、何日も同一FBI捜査官を
行かせたり、あんなにミエミエの尾行をするわけはないだろう。尾行の最中、容疑者に
「何者だ?」と問い詰められると、極秘捜査であるにもかかわらず、簡単に「私はFBI捜査官だ」と
FBIの身分証をだして、言ったりするか?
設定にムリを感じる・・これ以上、書くとアラ探しをしているだけになってしまうので止めるが、
この映画に関しては文句しか出てこない。前編、後編と映画をわけたのなら上映時間を最大限に
つかって、良いものをきちんと作れなかったのか?
映画監督にいってやりたい、原作を読んだ人間も読んでいない人間にも納得のいく良い作品を
提供できるように努力したのか?観ている間、慌てて作ったような即席感を感じたぞ。
今年観た映画のワースト1にあげてもいい。こんな前編を観て、後半に期待がもてるのか?
私はもてないぞ。こんなに映画を酷評することはめったにない。
お金を返せーーー!時間を返せーー!である。( ̄‥ ̄)=3 フン

さて、ここまで書いて、唯一よかったところを今、思い出したので書いておこうか・・
俳優の藤村俊二は、執事的役をやると、彼の右にでる人はいないと思う。ムリがなく
好演している。

他、大物俳優(鹿賀丈史、津川雅彦ら)が脇役を固めているのだが、特に書くことはない。
津川雅彦など良いシーンが少しもなく、スケジュールが彼に たまたまあったから、出てしまい
ました感はぬぐえない。勿体ないぞぉ!

映画を観終わって、私が何を言ったわけでもないうちに、友人の子供は申し訳なさそうに
「漫画はもっと、本当におもしろいんだよ、映画だとわからないかもしれないけれど」と
私に言った。「今度、漫画喫茶にでかけて、原作を読んで楽しんでくるから大丈夫だよ」としか、
こちらも言いようがない。帰りにアイスクリーム屋さんに入り、映画に触れず、できるだけ原作の
ほうの話で、盛り上がるようにした。彼女の話を聞いていると原作は一度、読んでも損はないよう
に感じた。かなり売れているらしいので、いつか読んでみてもいいかな と思った。

本日は以上である。(><)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

アビエイターウィンブルドン ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。