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ファイヤーウォール [映画感想 は行]

ファイヤーウォール 特別版

ファイヤーウォール 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/08/04
  • メディア: DVD

映画タイトル:ファイヤーウォール
初公開年月 :2006/04/01
監督:リチャード・ロンクレイン
脚本:ジョー・フォート
出演:ハリソン・フォード  ポール・ベタニー ヴァージニア・マドセン  他

■2006.11.9(木) 本日の一言■

最近、忙しくブログも8日ぶりの更新。(^^;;;;)
本日の映画の感想は、先週TUTAYAからレンタルしてきた『ファイヤーウォール』。
この映画は観たい観たいと思いつつスケジュールが合わず、見逃した作品だ。
今、思えばポール・ベタニーも出演していたのだから、なんとか都合をつけて映画館で
観ておけばよかったと少々、後悔していた。(--)
サスペンス&アクションということで、ハリソン・フォード、体力的に大丈夫かなぁあ・・
と思いつつ鑑賞することにした。

まずはあらすじから。
コンピュータ・セキュリティの専門家ジャック・スタンフィールド(ハリソン・フォード)。
彼の勤める銀行で鉄壁のセキュリティ・システムを製作し、最高幹部の一人にまで登りつめ、
誰もが羨む快適な暮らしを送っていた。
ところが冷徹な男ビル・コックス(ポール・ベタニー)率いる強盗グループがそんなジャックに
目を付け、コックスは事業家を名乗り接近を図っていた。
やがてコックスの仲間はピザの配達人を装いジャックの家へと乗り込み彼の家族を人質に
取ると、ジャックの専門知識を駆使して彼の銀行から1億ドルを指定の口座へ移し替えるよう
脅しをかけてきたのだった。

それでは感想である。
★以降、ネタバレもありますよ★

銀行に張り巡らされた鉄壁のセキュリティシステムを突破し・・1億ドルを強奪と聞くと、
さぞかし様々な手をつかった強奪シーンが観れるのかな・・と思ったのだが、強奪の方法は、
意外な小道具(iPodやファックスの読み取り部品)でPCの画面に流れる顧客の銀行口座情報を
読み取り、犯人の口座へと1万ドルづつ1000人分のお金を移し替えるという地味ぃな手法。
それでも最後までハラハラとしながらこの映画を鑑賞しきってしまうのは、ジャックの勤める
銀行に平然とやってくるコックスとジャックがギリギリの線で職員の目を欺き、顧客情報を
盗み出すまでの緊迫感とジャックの家族が犯人の目を盗んで、逃げ出そうとする緊迫感。
ようは、犯人とジャック、家族のギリギリ&スレスレ感を楽しむ映画だなと思う。
映画の途中には、ジャックの行動をおかしいと思う職員数名がでてくる。
そういった者たちが画面にでてくる度に、私はこの社員こそがジャックの片腕となって彼を助ける
人間になるのかと手に汗を握り、ジャックと銀行の合併問題で敵対していた仕事仲間がでてきた
ときには彼こそが、ジャックを窮地から救う手助け役をになうのか?と思ったりもしたが、
実際、力を借してくれたのがジャックの元で働いていた女秘書というところが、安心感を与えず、
ハラハラ感を持続させていったような感じだ。
気がつけば犯人として警察や銀行から追われる身になるジャック!用意周到にジャックのことを
調べあげ、ネットワークや隠しカメラで彼や家族たちを監視する犯人たちに対し、どんな手を
つかってジャックは魔の手から逃れて家族を守ってゆくのか!と緊迫感が頂点に達しそうに
なったとき、あんなに用意周到だったはずの犯人側は呆気なく仲間割れ(--)アレレレレレ? 
冷淡な微笑を崩さず計画的犯行に頭をつかっていた犯人の親玉コックスは、あれよあれよと
凶暴に変貌し(# ̄o ̄)ゝオーイ!! こっこれは・・もしかしてジャックが犯人を殴り倒して、完結!
なーんてことになるのかな?頭脳編の映画じゃないのか?肉体編の完結になるのかっ!
そんな!今までの緊迫感を壊すような、そんな野暮なこと・・(@@)<ソレダケハ、ヤメテェェエ!!
と、イヤーな予感が脳裏をよぎった途端、出てきたのはジャックがコックスに向かっての
ハリソン・パンチ!  バキッ!!(  ̄ー ̄)=○() ̄O ̄)アウッ!

その後、約10分ほどジャックとコックスは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アッパー!! o( ̄、 ̄)丿☆( -o-)~~ ブハッ!!  やら  キック!!(((ヾ( ̄へ ̄ )/θ★)゚ο゚)ノ アゥ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やら

と、『スターウォーズ』や『インディージョーンズ』ばりのアクションの数々。(TT)
そういった殴り合い、蹴りあいの末、犯人であるコックスは絶命するわけなのだが、
どうも観ていてジャックの外見、ようはハリソン・フォードの片足が老人に足を踏み入れた
そのお姿と、これから男の盛り!を迎えたコックスを演じるポール・ベタニーの外見を
見比べてゆくと、どうして老年のお姿をしたジャックが勝利してしまうのか、理解がゆかない。
殴り合ったら、どうみてもコックスのほうが優勢なのだ。体力が続くのは若いモノだろうにっ!?
うぅうううううううううむ!・・・犯人倒して、めでたし・・めでたしだけど・・この終わり
どうなんだっ!うぅうぅうう!・・と唸り、これは私には、ちっともめでたくない・・結末だと
竜頭蛇尾感が満載でエンディングロールを見送ることとなった。( ̄  ̄;)

次に俳優の感想。

銀行のセキュリティーシステムを構築した銀行員ジャックを演じた、ハリソン・フォード。
そもそも、この役どころからして無理があった・・というのが正直なところ。
中学生の娘と小学生くらいの子供の父親にしては、老いが激しく、お爺ちゃん!というのが
ぴったりとくるのだから、離婚をして子連れで戻ってきた娘の父、孫を守るために奮闘する役が
似合いであるのに、子供のお父さん・・という設定がよくなかったのか・・・
家族の団欒・・会話のシーンでも年齢差ゆえの違和感を覚えずにはいられなかった。
役に合わせて七変化する俳優さんではないので、毒を抜いた良き父親、ハリソン・フォード
という、いつもの演じぶりである。次の作品は年齢にあった役をゲットして新たな顔を見せて
もらえると、良いかな・・と思う。

次、強盗団のボス、ビル・コックスを演じたポール・ベタニー。
穏やかそうな笑みを浮かべながら、静かで残忍、頭のよさを感じさせる悪として登場し、
最後はブチ切れ気味で暴力に走る悪として各シーンはそれぞれ、きっちりと演じ、
印象にもよく残る。彼が出演していたから観たかった作品であったので、彼の演技には
もちろん満足させてもらえたし、次回作にも期待をかけたいところであるが、映画の中で
キャラの統一性が微妙に変化してしまったので、最後はアレ・・もう死んじゃうの??
という尻切れトンボのような感じがある。次回作はもっと良い脚本での演技を期待したい
というのが本音である。

最後に映画の全体的な感想を書いておこう。

映画の始まり、映画の中盤までは主人公と犯人たちの緊迫したムードで物語は進み、
結構、楽しめる作品である。
銀行内でいかに、犯人の監視の目をかいくぐり、犯行を未然に防ごうかと努力する
主人公ジャックの行動や頭の使い方は楽しめるものがあったし、突然、銀行にあらわれる
犯人の親玉コックスの行動も息を止めて、その行方を見守りもした。本当に中盤までは
楽しかった!(^^) いやぁ、今回もこの映画はアタリ!かなっ!と私は喜んだ。
それが中盤までの絶頂期で、後半に進めば進むほど物語が色あせ、緊迫感が萎んでしまう
のには、本当に参った。(><)
「今までのおもしろさは、いったい何処へいってしまった?殴って倒して、おしまい?
そんなのアリかっ!?」 (("o(-"-;)プルプル 怒りゲージをあげる私に
「アリです」( ̄ー ̄)ニヤリッ と映画から めでたし、めでたし印籠を渡された気分である。
小道具も今、現在この映画をみれば、iPodなど目新しい機械が登場して犯行に使われ、
「ほぉおーー」という気分にさせてはもらえるが、これが5年、10年と時が経過したときに
「そういえば、あんな機械もあったねぇ・・懐かしいねぇ」(¨) ....ボー という作品に
なるような感じで、久しぶりにハズした映画だ。

やっちまったぃ! il||li _| ̄|○ トホホ・・タチアガレナイ

・・早く忘れて、次に何か面白い映画をTUTAYAで探してこよう・・(--)ウン


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コメント 5

のんたん

あはは、私も途中まで「へー意外と面白いんだ!」って思いながら
読んでいました。でもハズシちまったんですね(^^;
最後の乱闘シーンの「片足が老人に足を踏み入れたそのお姿」って
笑ってしまいました。
そんなに老いていらっしゃったんですねー、不自然なくらい!
インディ・ジョーンズって製作するんじゃなかったでしたっけ?!大丈夫?
by のんたん (2006-11-09 21:24) 

まなてぃ

>のんたんさん、コメントありがとうございます。(^^)
映画のスタートから中盤くらいまでは、本当にハラハラ!ドキドキな
映画です!が、中盤から後半にかけて、急にハリソン・フォードの
老いが見えてきてしまう。街中を走ったり、ビルとビルの間
を飛び降りたり、いろいろやってくれるのですが、ハリソン・フォードが
よろけたりするように見えるんですね。(^^;;)
あぁあああっ!そんな高いところから飛び降りなくてもいいよっ!
捻挫しちゃいそう あぁあああっ!ぎっくり腰にならんかいっ!
という妙な心配をし始めてしまうんですね。

『インディ・ジョーンズ』製作するらしいですよ。
本当に心配です!そろそろ年齢にあった役を選んで欲しいですねぇ。
by まなてぃ (2006-11-09 22:49) 

ども。私はそれなりに楽しみましたよ~。まあ、舞台が昔住んでいたシアトルだったというのと、秘書の役が『24』に出ている好きな女優だったので。ハリソンはかなり年取っちゃいましたね。アクションがもう痛々しい・・・。『インディ』で早く復活してもらいたいものです!
by (2006-11-10 19:47) 

まなてぃ

>katoyasuさんNice&コメントありがとうございます。(^^)
舞台が、シアトルでしたか・・まったく気づきませんでした。(^^;;)
と、いっても映画で、アメリカですぐわかる場所はニューヨークくらい
なのですが・・(笑)
ハリソン・フォード・・好きだった映画のヒーローだけに
今回の姿はかなり悲しかったですね。『インディ』で復活!
私もかなり望むところです。(^^)v
by まなてぃ (2006-11-12 18:40) 

まなてぃ

>noricさんNiceありがとうございます。(^^)
by まなてぃ (2006-11-12 18:41) 

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