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ブロークバック・マウンテン  [映画の雑感・他]


ブロークバック・マウンテン

■2006.4.23(日) 本日の一言■
先週の金曜日に映画「ブロークバック・マウンテン」観た。

映画についての詳しい情報は以下
ブロークバック・マウンテン

さて、映画のほうで観終わった感想は以前にも書いたが、
『「複雑な味」のする映画。』だった。
その帰り道に本屋により原作本を見つけたので購入。
小説「ブロークバック・マウンテン」を今日、読み終えた。
映画は約2時間、小説のほうは少々大きめの文字で
書かれた文庫本で約80ページと短編である。で、その感想を下記に
カキコすることに・・

この小説からブロークバックマウンテンがどのような山であるかよく
見えない。小説だから画像がなく風景の描写も映画に比べると当然少ないので、
山、森、川、風景によって物語の重さを映画のように息を抜くことができなかった。

だが風景描写が少ない分、主人公であるイニスとジャックの
心情がズブズブと染み出てくるし、イニスの妻であるアルマの心情が映画以上に
同性愛である夫への軽蔑と怒りがハッキリとした言葉で描かれている。
「あんたの好きなやり方では どうせ子供はできないだろうけど」
映画には描かれていなかったが、女の本音を読んだと思った。
この言葉のおかげで、私は、イニスとジャックはただ現在という時間だけしかもって
おらず、どんなに愛していようが、妻を偽り逢瀬を重ねても、未来には何も持ち合わせ
ていない孤独を映画以上に感じたように思う。

物語の始まり(青年)から物語の終わり(中年)までのジャックと特にイニスは、
同性愛の相手の逢瀬のやりくりと子供の父親としての責任、生活という現実と貧窮と
いう中に密閉されいて、もがいても、もがいても逃れられないようなしんどさを、
始終小説から感じさせられた。よって、読者であった私は息を抜く暇がないまま
小説を読み終え酷くグッタリした。
せめて映画のように最後に「永遠に一緒だ」が、あれば救われただろうに。
良い小説だと思う。でも短編のくせに凄く読むのに疲れた小説でもありました。
ハイ(ーー)

■本日、心をよぎった音楽■
・曲名:Miss You 
・Musician:Rolling Stones

・流れたフレーズ・
I've been holding out so long
I've been sleeping all alone
Lord I miss you

I've been hanging on the phone
I've been sleeping all alone
I want to kiss you

・どんなときに流れたの?・
本を読み終えたときに、妖しげに耳の奥で
鳴っていた曲。
ローリングストーンズの有名なヒット曲。
ディスコ(死語)を思い出す名曲である。(^^;)


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まなてぃ

びあんこさん、Niceありがとう。(^^)
本来ならそちらにお礼を書くことになるのですが、びあんこさんの
ところにコメントをだせないようになっているようで、こちらでお礼を
書いておきます。びあんこさんのブログにも行ってきましたが、
ブロークバック・マウンテンの思い入れの強さを感じました。
末永くブログをお互い楽しんでいきたいですね。これからも
よろしくです。(^^)/
by まなてぃ (2006-04-23 21:44) 

びあんこ

まなてぃさん、こんにちは。
nice!だけ押して、時間が出来たらコメントを、なんて思っているうちに時間は過ぎ。たいへん失礼いたしました。
BBMについては別のブログで毎日(汗)書いてます。
お互いにブログLifeを楽しみましょう。
by びあんこ (2006-04-28 17:38) 

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