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カールじいさんの空飛ぶ家 (日本語吹き替え版) [映画感想 か行]

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映画タイトル:カールじいさんの空飛ぶ家 (日本語吹き替え版)
初公開年月 :2009/12/05
監督:ピート・ドクター
脚本:ボブ・ピーターソン ピート・ドクター
出演:エドワード・アズナー ジョーダン・ナガイ ボブ・ピーターソン
   クリストファー・プラマー 他

吹き替え声優:
カール・フレドリクセン:エドワード・アズナー(吹替:飯塚昭三)
エリー(少女時代):エリザベス・ドクター(吹替:松元環季)
アルファ:ボブ・ピーターソン(吹替:大塚芳忠)




あらすじ<映画ONLINE参照>


古いけれど手入れの行き届いた一軒家に暮らす老人カール・フレドリクセン。
開発の波が押し寄せる中、頑なに家を守り抜いてきた。
そこは、いまは亡き最愛の妻エリーとの素敵な思い出に満たされた、
かけがえのない場所だった。
しかし、ついにカールは家を立ち退き、施設に入らなければならなくなる。
そして迎えた立ち退きの日の朝、なんとカールは無数の風船を使って
家ごと大空へと舞いあがるのだった。
それは、エリーと約束した伝説の場所“パラダイス・フォール”への大冒険の始まり。
ところがその時、少年ラッセルが空飛ぶ家の玄関に。
驚いたカールは渋々ながらもラッセルを招き入れ、一緒に旅をするハメになるのだが…。


※以下からネタバレありです。※
■2009.12.09(水) 本日の一言■

さて。本日の感想のお題は、ディズニー制作の『カールじいさんの空飛ぶ家』。

主人公のカールじいさんは、子供のころ未来の妻となるエリー(彼女も子供である。)と共に
伝説の場所“パラダイス・フォール”への大冒険をすることを約束する。

子供時代の内気なカールじいさんと陽気なエリー。みっそっぱに、三頭身の二人。

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冒険のプランを描くノートやら、瓶の炭酸飲料のカネの蓋が冒険隊員のバッチは
二人の大切な思い出であり、大人になっても持ち続ける夢の証。

そして大人になり、ふたりは結婚。平凡ではあるが、幸せに暮らす。
いつか、ふたりで“パラダイス・フォール”へ行こう。

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大冒険へ出かけるためにコツコツと貯められる小銭たち、
日々の流れをあらわすようにエリーがカールの襟元をしめるネクタイの柄がかわり、
季節のよい時にはピクニックへでかけ、やがて二人の顔にシワや白髪がみえはじめる。

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そして旅費となるはずの貯金箱は、貯金こそは続けられはしたが、
家の修理や生活の必要経費で、壊され使われたり、また再開されたり。

決して裕福ではない・・しかし、だからといって決して貧乏くさくない生活の匂いがした。
日の出のような子供時代、青春を謳歌するような真昼間時代、
そして暮れてゆく老年の時。そしてエリーはこの世を去りカール爺さんは一人になった。
それを映画の冒頭、わずか10分ほどの間に鮮やかに描かれ、
恥ずかしい話だが、私はもうこの時点で、目がウルウルの落涙寸前でしたがな。(^^;)
もう私てきには、この後、カール爺さんが冒険に家ごと旅立っても旅立たなくても、
いいような気さえしてしまうような、物語の充足感!(笑)

しかしエリーが亡き後、カールじいさんは、世間と小さなイザコザを起こしてしまい、
家を出て老人ホームへいかねばならなくなり・・

そして一大決心をしてエリーと過ごした家ごと!
ふたりで“パラダイス・フォール”へ行こう。を実行してしまうのである。(◎◎)

あぁ行っちゃったよ・・(^^;)大汗

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水はたりまっかぁ?・・
食料はありまっかぁ?・・
燃料は足りまっかぁ?・・
万が一の武器はもちましたかな?・・
風船なんかでたどり着けるのかぁ?
予備の風船はもったのかぁああああ!!!!!!

空へ飛べた喜びと、妻エリーとの約束を果たさん!といった
充足感で目をつぶるカールじいさんとは裏腹に

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私の心は老婆心マルだしですがな。
(私は冒険というものには全く向いていないんだろうなぁ・・)

しかし、こちらの老婆心なんぞは、おかまいなしに、
予告編とおり

思わぬ道連れとなるお子さま一名がご登場。(^^;)

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だけどね・・
あんなに、コツコツとお金をためてでさえ、たどり着けなかった
“パラダイス・フォール”が、
嵐に打たれ、風に乗って1日とたたずに到着してしまったのには
もうびっくり!(◎◎)こんなに近かったんかい!

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というより・・こんなに近いんだったら、
もっと早く奥様と一緒にこの夢の場所へこれたんじゃあないのか?(笑)

そして、
夢の場所にしかいない天然記念物級のゆかいなビックバード。(^^;)やら
犬の言葉を人間の言葉に変換する機器をつけた、おまぬけな犬まで
パラダイス・フォール近くまでお供します!・・

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と、なんでも、ありぃの!の、世界になってゆく。
犬と人間とは会話ができない設定にしたほうが、よかったんじゃないかなぁ・・(--;)

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あまりに意思疎通ができすぎると、つまらんなぁ・・とか思ってしまったのは
私だけだろうか。

そして悪役で登場する、この冒険家に対しても、
私はなんだか同情的な気持ちを向けたくなってしまうときがあった。

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彼だって かっては、ただカールじいさんと同じように
冒険を夢見て、たぶんやっとの思いで実現しただけだった。
ただ天然記念物級のゆかいなビックバードの骨をみつけ
そして不思議な動物の骨を祖国に持ち帰り世間に見せたかっただけなのに・・

彼をこんな男にしてしまったのは、マスコミなんじゃあないの?とか・・

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彼の名誉を回復させるためにも、
天然記念級の鳥の存在を祖国(アメリカ)にしらしめさせる
良い方法はなかったのかなぁ・・・とか感じてしまうせいで、
うまく主人公側に立って、映画にのめりこめない時があるのだ。

子供向けの映画であれば、悪はどこまでいっても悪らしく
勧善懲悪にしてもらったほうが、主人公たちは引き立つし、
観客は思いいれ深く観れると思う。(涙)

私は、悪役の彼が飛行船から落ちてゆく姿を見送ったとき、
胸が妙に痛みましたがな。orz…

映画の冒頭の10分は、夫婦愛に落涙しそうになった自分の感動はいずこへ
中盤もそれなりに面白いのに・・
エンディングロールをめでたし!めでたし!だけの気持ちだけでなく
初めて苦味のあるディズニー映画に出会ったような気分だった。

次回のディズニー映画はパッとね!
晴れ晴れとした気分になる映画が観たいと思う。
私がディズニーの映画に望むのことは、日ごろの憂さを晴らして、
鮮やかな色彩の中と愛らしいキャラで夢を見せてもらう!ただそれだけだからだ。

では最後に宣伝。

よくできてるなぁ!2体ともっ!
子供のときだったら、お人形さんごっこに使ったのに。残念。(笑)。



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コメント 3

ジジョ

こんにちは☆
悪役の冒険家は「過去に執着して悪い方向へ行ってしまった例」
って感じでしたね。確かにちょっと気の毒でした^^;


by ジジョ (2009-12-10 03:56) 

まなてぃ

ジジョさん、ご訪問&nice&コメント
ありがとうございました。

>悪役の冒険家は「過去に執着して悪い方向へ行ってしまった例」
って感じでしたね。

いやはや・・彼だけが悪いのか?orz...ドヨーン

という気持ちになりましたねぇ。

で!思わず・・

カールじいさんが無事に帰国したあと、
悪役は実はカール爺さんの風船にひっかかって、
アメリカまで戻ってこれた・・
なーんて結末どうじゃろな!( ̄  ̄)b゙ウン!!

なんて考えたりしてしまいました。


by まなてぃ (2009-12-11 22:27) 

まなてぃ

komoさんnice&ご訪問、どうもありがとうございました。(^^)
by まなてぃ (2009-12-11 22:28) 

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