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インファナル・アフェア [映画感想 あ行]

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映画タイトル:インファナル・アフェア
初公開年月 :2003/10/11
監督:アンドリュー・ラウ アラン・マック
脚本:アラン・マック フェリックス・チョン
出演:アンディ・ラウ トニー・レオン アンソニー・ウォン エリック・ツァン

---あらすじは映画ON LINE 参照---

1991年、ストリート育ちの青年ラウ(アンディ・ラウ)は香港マフィアに入ってすぐ、
その優秀さに目を付けたボス(エリック・ツァン)によって警察学校に送り込まれる。
一方、警察学校で優秀な成績を収めていた青年ヤン(トニー・レオン)は突然退学となる。
彼は、警視(アンソニー・ウォン)に能力を見込まれマフィアへの潜入を命じられたのだ。
やがて2人の青年は、偽りの身分の中で着実に実績を積みそれぞれの組織で重要なポストを
与えられていく。そしておよそ10年後、警察はヤンから大きな麻薬取引の情報を受け取る。
しかし警察の包囲網はラウによってマフィア側に筒抜けとなっていた。検挙も取引も失敗に
終わったことで、警察、マフィア双方がまだ見ぬスパイの存在に気づいてしまうのだった…。
※以下からネタばれ必須です。※

■2007.3.11(日) 本日の一言■

昨日は映画館で観たい映画も上映されていないということから、
自宅でDVD鑑賞をすることにした。観た作品は『インファナル・アフェア』である。
この映画は、私の好きな映画のBest5に必ず入ってくる常連作品であり、
自分の部屋にDVD機器がやってきたときに、率先してDVD購入した3部作である。
いずれは、このブログで感想を書いておきたいな・・とは思っていた。

今回、『インファナル・アフェア』を観ようと思った最大の理由は、先月友人宅で観た
『LOVERS』があまりに酷かったので、同じアジア系映画で口直しがしたくなったのだ。
ようは、『LOVERS』でコケにされたような役を演じたアンディ・ラウではなくて、

コケコケ・・コケにされまくり!の映画『LOVERS』のアンディ・ラウ(汗)

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私が「格好ぇえ」と呟けるアンディ・ラウを観たくなったのだ。( ̄∀ ̄*)イヒヒヒヒ

さて。
犯罪者側への潜入捜査官という映画は、この映画以前からよく目にしていた。
『フェイク』やら『マイアミ・バイアス』やら『センチュリー・オブ・ドラゴン』
他にも沢山あるが、これらは警官の目から見た犯罪組織の物語である。
また逆に警察の中に裏切りモノがいて、この人物は以前はまっとうな警察官であったが、
ワイロなどを渡されて気づけば、スパイのようになってしまっていた。という
筋のモノもある。たとえば、クリント・イーストウッドが主演の『ダーティー・ハリー』は
よくこの手法が使われ、最後は悪がバレてその悪は成敗される・・というパターンを踏み、
その後のハリウッド映画でも、いまだに使われている。

今回の『インファナル・アフェア』もスパイものであるのだが、
これまでに語った映画とは明らかに毛色が違う。
それは警察とマフィアが同じ時期に、同じ年齢の青年をそれぞれの敵地へ
送りこんでいるということなのだ。

一方が属するのは警察でありながら、マフィアへチンピラとして送り込まれ、
警察のスパイとして生きるヤン(トニー・レオン)であり、
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一方で、マフィアとして前科はなく、しかしマフィアの命令を受けて警察学校を卒業し、
警察官となり、マフィアのスパイとして生きるラウ(アンディ・ラウ)である。
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物語は、この二人の視点で、同じ事件を追い、マフィアのボス、警察のボスまでもが
二人のスパイにリンクしあって、どちらかの言い分が語られすぎることなく、
平等に彼らに課せられた運命を観客は観ることになる。

もう下の写真だけで、どっちがマフィアのボスで警察のボスかも明らかな図。(笑)

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オープニングから間もなく
マフィアへのスパイになるため、わざと校則違反を行い、警察学校をクビになるヤン。
その姿に「校則違反をするモノは、ああなる。ああなりたいか」という上官の問いに
「なりたい」(その言葉の奥にはマフィアのスパイなど辞めてしまいたいという思いが
あるのだろう)と一人呟くラウを知っているだけに、私などはその後へと続くヤンと
ラウのそれぞれのシーンで、どちらか一方に肩入れすることが出来ず、全て「痛し痒し」の
分裂状態の感情を抱えることになる。

ようはヤン(警察からマフィアへのスパイ)のシーンを観ている時、平和が大好きな私は、
この上なく警察側とヤンを応援している。(^^)
マフィアのボスを横目に薄暗いビルの中、ヤクの取引情報を警察のボスへ極秘に流して
いる時などは、「どうかマフィアのボスがヤンの行動に気づきませんように! 頑張れ!ヤン」
※o(▽ ̄*)ノフレー※\(* ̄▽ ̄*)/※フレーヽ(* ̄▽)o※・・となり・・・

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また一方、同時にラウ(マフィアから警察へのスパイ)は、警察がヤクの情報と包囲網を
縮めていることをマフィア側へと伝えなくてはならず、こっそりと情報をマフィアのボスへと
流すシーンとなると、私の心はラウ側へと移動し「どうかボスである警視がラウの行動に
気づくことなかれ・・悪いことだが任務を全うさせてやってくれ・・」(-人-)南無南無 と
祈るのである。
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悪党側を応援するなんぞ、私にとっては青天のへきれき沙汰なのであるが、
警察側のヤンが、警察の任務を全うするためにとはいえ、数々の傷害事件を起こしている
ことに自分が目を瞑ることができるのであれば、ラウがマフィアの任務を全うするために
とはいえ、捕まえた犯罪者、数々の功績に、私はやはり目を瞑ることが出来ないようなのだ。
ε~( ̄、 ̄;)ゞフー マイッタネェ。

ただし、そんな揺れ動く心を静めるシーンがこの映画にも存在する。
ヤンの本来のボスである警視(アンソニー・ウォン)とのビルの上で落ち合い
マフィアの情報について話をするシーンである。
これは緊迫するシーンが多くある中で心温まり、呼吸を整えられるシーンだ。

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こういった暖かいシーンがあるだけに、本当のボスとヤンの別れはあまりに残酷だ。
初見のときは本当に背筋がビクッ!としましたがな。
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しかし観客としては、トニー・レオンのこの表情は圧巻!で見ごたえがある。
こういう演技をやらせると彼はものすごい実力を発揮してくれる。
こればかりはアンディ・ラウにはできない表情なのだよねぇ。

そしてもう1つの見所は、これは私にとってだけなのかもしれないが、
ヤンとラウが協力をしあって数多くのマフィアを検挙し、
ラウが長年、忠誠を尽くしてきたマフィアのボスを警官として生きるために
射殺するシーンなのである。

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スパイとしてまったく正反対の10年を生きてきたはずの2人が、
唯一、共に行動できた善を感じて、私は好きなのだ。
(このシーンは3人3様の表情やアクションが観れて、また楽しい。)

初見のときは、このまま、ヤンがラウの真実を知ることなく
警察官で共に生きてゆければそれにこしたことはないな・・などと
甘いことを一瞬、思ったものだが、

手を組めば最強の相棒にもなれそうな・・無理ですか・・そうですね無理ですよねぇ。

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香港映画がシリアスを決めるときに、
そーんな甘い結末を用意するとも思えず、首を振ったことも思い出す。
そう香港映画のシリアスものには、たいてい生贄が必要なのだ。
それはヤンが生贄になるのか?ラウが生贄になるのか・・
どちらかに違いないと思ったことも、今では懐かしい。(^^;;)

と、ここまで書いて、感想を読み直す。
いかんなぁ、昨日、観た時の感想を書こうとしているのに、初めて観たときの感想が
まざるしノスタルジーに浸り気味だ。話を現在にもってきて書きたいのになぁ・・(><)
少々、昨日観たときの感想と過去に何度も観た感想がまざるのだが、ご容赦いただきたい。

とにかく話を戻そう。

マフィアの検挙後、ヤンがラウの本当の正体(マフィアから警察へのスパイであること)を
知ったとき、生贄へのカウント・ダウンはラウに向かって鳴っていたはずだ。
屋上にラウが呼び出され、ヤンに背後から銃を突きつけられ、手錠をかけられた時に、
「あぁ・・これでラウが逝っておしまいか・・」と思ったものだ。
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だが、屋上に現れるもう一人の刑事によって、生贄のカウントダウンが、
逆にヤンにも大きく鳴り出すのである。

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「こいつがマフィアのスパイだ」と言うヤンに耳をかさぬ刑事。

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・・その刑事の正体が
ラウと同様のマフィアのスパイだとわかるのは、ヤンが生贄となりエレベーターの中で
遺体となった後なのである。

なんと呆気なく、突然あらわれる刺客(刑事)に撃たれて、ヤンは簡単に死んでしまう。
・・そうですか・・善のために悪を演じていたヤンを生贄にするのか・・(◎◎)
幾たび観ても、私は理不尽さと驚きがあいまって、鼓動を走らせ、呼吸を整えるために
深い溜息をつかずにはいられない。

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そして・・・・・・・
己以外のマフィアのスパイがいる、自分の本当の正体を知った者が目の前にいる・・と
知ったラウが起こす次の行動を私は見届けるのだ。今でも、こうして文章を入力しながら、
私の目の中にはエレベーターが地上へと降りてゆき、銃声が2発鳴り、
ヤンから自分の危機を救った刑事(マフィアからラウと同様に警察へ入ったスパイ)を
警察官として生きる自分の為に無碍もなく射殺し・・

そして警官がとりまく1Fでエレベーターから
警察証をかかげ両手を挙げてでてくるラウ・・・。

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警察への裏切り行為を重ね、マフィアに対しても裏切りの行為を行い・・・・・・・・・・・
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そうまでして「善人になりたい」のか そうまでしてなる「善人」とはなんぞや・・(;へ:)と
私は苦いものをかみ締めて、善人になろうとして悪を行うラウを責めそうになる。
しかし・・この映画の最後のシーンで、彼の呟くセリフと共に、
ラウが本当になりたかった者が明らかになる。
すると、私は単純にラウだけを責める気がなくなってしまうのだ。
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ラウが焦がれたもの、あぁ・・彼になりたかったのか。と。
そしてヤンが死んだシーンと同じくらいの深くて辛い溜息をついて、
私はラウの横顔を見届けるのだった。

次に俳優の感想。

まずは、マフィアから警察へのスパイとなる、ラウを演じた、アンディ・ラウ。
セリフがそれほど多くない映画であり、演技が全てなのだが、
目の表情で演技を見せることが得意なトニー・レオンが相手で、
さぞかし大変だったのではないかなぁ。と思ってしまう。
しかし心に残る演技を数多くみせてくれている。たとえば
ウォン警視と潜入捜査員(ヤン)をマフィアに売り渡すかを決めるとき、
自宅の一室で1人「やるか・・やらぬか」でラウが迷い、セリフもなく、
脱力し憔悴しきっている演技は、普段のアンディ・ラウに観れない姿で、
私のとても好きなシーンの1つである。

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アンディ・ラウ!いつの間にやら、こぉんな演技ができるようになったんだ!・・と、
びっくりしたことを今でも思い出す。
  『墨攻』以降の作品にも期待したいし、応援したい俳優さんだ。

次、警察からマフィアのスパイとなる、ヤンを演じたトニー・レオン。
この映画の哀愁感は全て、トニー・レオンからでてくる感じがする。
寂しく笑うといえばいいのか?それが、なんともウマイのだ。

こんな笑みをされたら、私!撃沈ですわ。ハハハハハハ(^▽^)
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皮肉な笑み、やら片頬だけをあげて声も出さずに演じるのが得意なんだろうなぁ
と思う。猫背の撫で肩なのに、妙に背中に哀愁ただよっていて、哀しい物語なのに、
ときに、その哀愁ある背中のせいで、イヒヒ格好えぇ(^m^)と喜ぶ自分が情けない。
もうすぐ金城武との共演作、『傷城』が公開するらしい・・こちらも楽しみに待ちたい。

他に女優については、日本では有名なケリー・チャン などが精神科医役で出てきて
いるが、正直、見所はまったくなく、物語の伏線ひきに必要だったから
使ったのかなといった感じだ。それはラウの婚約者であるマリーにも同じことがいえて、
それが少々、この映画の残念なところでもある。
男優については香港映画ではおなじみの、アンソニー・ウォンが警視役に、
マフィアのボスに、エリック・ツァンが扮している。どちらも確かな演技力があり
演じることができる俳優さんなので、映画をもりたててくれている。
ヤンの仲間でチュンを演じた俳優さんも、名前がでてこないが、暗い物語の中で
暖かく、楽しい演技を見せてくれるのが、嬉しい。

最後に映画の全体的な感想を書いておこう。

散々、よかったなぁ。私の映画Best5に入るよと、ほめておいて落とすのも
何なのだが、まぁ多少の突っ込みたいところもあるので、一応書いておく。(笑)
たとえばヤンがマリーに聞かすCD(ラウとマフィアのボスの会話が入っている)
はいつ作ったの?(ヤンの立場と時間軸的にかなり厳しい)ということとか・・・
マリーはあのCDを聞いただけで、ラウがマフィアの仲間だと確認するには、
少々、内容が薄い会話だな・・いうことやら、ヤンも急にラウの前から姿を消さなくとも、
ラウがスパイである証拠の1つ(テープ)はヤンが押さえているのだから、
警官としての身分を返上してもらい、それからじっくりと裏をおさえてラウを逮捕を
すれば屋上での捕り物帳まがいなことをしなくとも済んだであろうし
・・そうすればヤンは命を落とさずに済んだだろうに。etc・・・・(^^;;)
突っ込みどころは、沢山あるにはあるのだ。
しかし、この映画のエンディングを観てしまうと、こうした突込みを入れることすら
悪いことのように感じてしまう、本当に哀愁と苦味のある映画である。

「善人でありたい」と言うヤン。「善人でありたかった」と言うラウ。
どちらにも善の面と悪の面という2面性の顔をもち、善に向かいたいと願い、
違う方向から、それを勝ち得ようとあがき、ヤンは死に、善を手にいれたと思われる
ラウのその後は・・・・・という含みを持たせてこの映画は終わっている。

いずれ第2部である『インファナル・アフェア 無間序曲』 や第3部となる
『インファナル・アフェア 終極無間』も感想をあげたいねぇ・・
・・・・何度観ても本当に良い映画だったな・・充実の映画鑑賞だった。(^-^) フウ。
最後に宣伝。このDVDは買っても後悔なし!

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のんたん

妹が買ってまして、今回チョコレート工場は持ってきたんだけれど
これは持ってくるのを忘れたなあ。日本語字幕で見たいんですよ!
時々テレビでもやってるんですけど、中国語吹き替えなので
やっぱり見たくないんです、あんまり。エリック・ツァンはやっぱりあの
高めのしゃがれ声でしゃべってほしいし、トニーにはボソボソと話して
ほしいです・・・本人の声で母国語がいちばんいいですよね?!
by のんたん (2007-03-12 03:20) 

まなてぃ

>のんたんさん、コメントどうもありがとう。(^^)
おっ!『チャーリーとチョコレート工場』を手にいれたのですね。
楽しめました?
『インファナル・アフェア』がTVでよくやるというのは、
うらやましいけれど、吹き替えよりは字幕でやっぱり
観たいですよね。
やはり当人の声で演じてもらうのが一番だと、私も常々思ってます。
役者の元声を知っていて、なおかつ吹き替えの声が、
まったく合ってないと、泣きたいこともあります。
たとえば、トニーの吹き替えが、もし、はっきりした声の声優さんが
やっていたとしたら、ちっ!違うーーーー!(><)と、
なりますもんねぇ。
この日本の『インファナル・アフェア』のDVDには吹き替え版も
ついているのですが、そういえば、一度も吹き替えで観たことが
ないですねぇ・・・いったい誰がトニー・レオンやアンディ・ラウの声を
やっているんだろう??(笑)
by まなてぃ (2007-03-12 18:44) 

まなてぃ

>noricさんNiceありがとうございます。(^^)
by まなてぃ (2007-03-12 18:45) 

まなてぃ

>しらたまぞうさんNice、ありがとうございます。(^^)
by まなてぃ (2007-03-12 18:45) 

こんばんは。『ディパーテッド』がオスカーを取れたのは、このオリジナルをアメリカ人が知らなかったからでしょうね。アジアではリメイクの評価はイマイチでしたし。ケリー・チャンはパート3では少し重要な人物として登場しますよ~。まあ、この映画に続編は必要なかったですけどね~。
by (2007-03-12 19:53) 

れいりん

私も映画を見るときは、アンディのシーンではアンディに
トニーのシーンではトニーに・・・と思いが移ってしまい
ラストのシーンでは「いいの?アンディ、あなたはそれで?」
と思ってなかば呆然としながらビデオ(当時はビデオでした)
の前から動けませんでした。
あれからテレビ放送されたときも、アンソニーウォンのラスト
のシーンでは中身を知ってるのに同じシーンでどきっとしたり。
DVDを見れる環境になってからトリロジーを購入して1、2、3
とイッキに見ましたが、3を見た後に再度、1を見直したらまた
違うモノが見えてきました。

DVDを持ってるとついつい後回しにしちゃいますが、また
見直したいなあ、と思いました。
のんたんさん、是非、次回帰国時は見てください。

スミマセン、長すぎでした。
by れいりん (2007-03-12 20:49) 

まなてぃ

>katoyasuさん、こんばんは。Nice&コメントありがとうございます。
アメリカ人は、オリジナルを観ていないのですかぁ
・・・・ちょっと寂しい感じもしますねぇ。『ディパーテッド』では
ラウ役にあたるマッド・デイモンも殺されてしまうので、
飽くまで善が勝ち続ける、アメリカ好みの映画になっていたのが
残念で、オリジナルも観てもらいたい気もします。
また・・反面、アメリカ人に、悪役が残る、その当人の痛みについて
理解できるのか・・という、ちょっとイジワルな気持ちが、
今回、鑑賞していてフツフツと自分の中にでてきましたね。(^^;;)

ケリー・チャン、確かに3部作目で、出番がかなり多くなりますね。
ラウの婚約者マリーは最後にちょろっと出番があったはず・・・
しかし・・3部作目・・うぅ・・・ラウが・・哀しい・・(TT)ということで
この1作目で、終わってもよかったかな・・・と、
私は別の意味で思ったりしましたね。
by まなてぃ (2007-03-12 23:18) 

まなてぃ

>れいりんさん、こんばんは。コメントありがとうございました。(^^)
本当にこの映画は観ている間、自分の気持ちが振り子のように、
ヤン→ラウ→ヤン→ラウといったりきたりで、
どっちも善になってくれ・・どっちも助かってくれ・・
よければ、二人、友情を交わしてもいいぞ!許す!
と調子の良いことをフト、考えたりなんぞした作品でしたね。
アンソニー・ウォンが演じた刑視も、暖かい役で、
ビルに追い込まれ、タクシーの上に落ちてきたのは、
私もかなりショックでした。
しかし、もっとショックだったのは、トニー・レオンとアンソニー・ウォンの
現実の年齢差が、たった1つしか違わないこと(@@)
ということは、アンソニー・ウォンとアンディ・ラウは同い年!(@@)
世の中、信じられなくなりそうですね。

私も3部作、全てDVDで購入したとき、一気に3部を観て、
やはり、最後にもう一度1部を見ましたよ。違った味わいがでるし、
2部→1部→3部と時間軸とおりにみるのも、また楽しいですよぉ。

>スミマセン、長すぎでした。
まったく問題ないですよ。
コメント読むのが、私の楽しみだったりしますからねっ♪
本当にありがとう。(^^)
by まなてぃ (2007-03-13 00:23) 

こんばんは~!昼間は会社だったので、時間がなくて^^: ゆっくり遊びに越させていただきました~!
アンディ・ラウをお好きな方に出会えて、嬉しいですっ!しかも同じB型でより嬉しさ度アップ~~^0^
確かに「LOVERS」アンディのよさ、ぜんぜん伝わってないですよね~::金城よりぜったい良いのに><><
「インファナルアフェア」もと~~~ってもステキですが、私のお勧めは「センチュリーオブドラゴン」っていう1990年後半の映画です^^白シャツやスーツ姿のアンディが、もうかっこいい~美しい~~色っぽい~~三拍子揃ったオススメです^^ぜひご覧になってくださいねっ!
by (2007-03-13 00:57) 

まなてぃ

>こんにちは、しらたまぞうさん、改めて、Nice&コメント
ありがとうございます。
アンディ・ラウ好きとして、これからも、よろしくです。(^-^)

『センチュリー・オブ・ドラゴン』・・(^m^)フフフ
アンディが格好いい映画ですよね。(本当にスーツ姿がいい!)
マフィアから堅気になって、堅気の道を懸命に生きようとするのに
義兄弟と友人の息子からの裏切りにあって・・愛する妻を亡くし・・
そして潜入捜査官との友情も入ってくる。
もう香港映画の匂い満載の映画で、アンディ・ラウのマフィアの顔と
堅気の顔になる境目の演技がいいんですよね。(^^)
あぁ・・書いていて、また観たくなってきた。(笑)

香港映画の困ったところは、1本観てしまうと、再び、いろんな作品を
イモづる式に観たくなるところですかね。
初めて『インファナル・アフェア』を観たあと狂ったように香港映画に
はまって観たのですが、ここのところ収まっていたんですよ。
しかし、ここから先、自分の中で香港映画ブームが再来しそうな予感。

フフフ、しかしそれもまた、映画生活を楽しくしてくれて
いいですよねぇ。(^^)
by まなてぃ (2007-03-13 13:19) 

まなてぃ

>でぃーじぇーさんNiceありがとうございました。(^^)
by まなてぃ (2007-03-14 12:42) 

まなてぃ

>FuHaさんNiceありがとうございました。(^^)
by まなてぃ (2007-03-14 17:24) 

まなてぃ

>たろうさん、Niceありがとうございました。
これからもビールやおいしいゴハンの話、楽しみにしています。
また伺いますんでよろしくです。(^^)
by まなてぃ (2007-03-16 00:19) 

カウンタック

リメイク版よりこちらですね。
by カウンタック (2007-03-19 10:13) 

まなてぃ

>カウンタックさんNice&コメントありがとうございました。
リメイク版も頑張ってはいましたが、私はやはり、こちらにグッドくる
モノを感じますね。うーん、いま1つ1つのシーンを思い出しても
哀しい物語なのに、格好えぇ!(^m^)フフフ笑いが止まりません。
困ったもんです。(笑)
by まなてぃ (2007-03-19 12:03) 

流星☆彡

や~~っと 3部作を観終えたので、薦めて下さった先輩映画ブロガー
方々に ご報告に参じました。m(__)m
私にとっては初めての香港映画だったのですが、トニー・レオン(←私は
こっち♡)氏の魅力にハマり、また “観なくちゃ!リスト”が 増えて、
嬉しい悲鳴(?)を あげております昨今♪ “1本観てしまうと、再び、
いろんな作品をイモづる式に観たくなる”んですか~!? 時間貧乏の
現状では、ちょっと恐怖かも~☆(=_=;A)

ところで…。過去 アクション系ドラマを好んで観てこなかったところで、
『ディパーテッド』並びに 『インファナル…』を 観た後の今、日本の警察
学校を主席で卒業したSATの有望な若者が 狙撃されて殉職した 現実の
報に接して、なんとも やるせなく居る 現況だったりします。防弾チョッキも
斜めから脇を通った弾には無力だなんて!! アクション映画では
やたらと頭を打ち抜かれていて、「これでは 防弾ベストでは身を守れない
じゃないの~!\(ToT;)/」と 感想を持ったりしておりましたが、現実に
そうなのですね。現在重症の巡査も 首を打たれてましたし…。この
現実のニュース映像に、なんとも やり場の無い気持ちで居ります。
映画の感想とは かけ離れたことを書いてしまって、大変 恐縮に思って
おりますが。。。orz
by 流星☆彡 (2007-05-19 15:00) 

まなてぃ

>>流星☆彡さんNice&コメントありがとうございます。
トニー・レオン側にはまったのですねぇ。(^m^)フフフフ
彼はとても瞳の演技が素晴らしい役者さんで、私も大好きですね。
トニー・レオンは今年の7月7日から『傷だらけの男たち/傷城』が
日本で公開されます。競演は金城武。香港映画なのですが、
監督、脚本が、この『インファナル・アフェア』を製作したかたたちと
同じなので、私はものすごく楽しみにしているのです。(^^)v
『インファナル・アフェア』では、トニー・レオンの役にもアンディ・ラウの
役にも、それぞれ思い入れがあって、どちらにも肩入れができず
分裂状態を起こした私です。どっちにも救いの手をだしてやってくれぇ!
みたいなね。(笑) トニー・レオンは演技については、
若い頃から、うまかったし、世間でも定評があったので、
この映画をみたときはさして驚かなかったのですが、
私が驚いたのは、逆にアンディ・ラウの演技が、数段上げてきて
いたことでしたね。(笑)昔の演技は、こう・・・人気があっても、
似たような役も多かったしあまり観れたモノではなかったのですよ。
いつのまに、うまくなったなぁアンディ・ラウ・・・と感心したのを
よく覚えてますよ。(^^;;) 
とにかくどちらにも息ながく、香港映画のために頑張って
もらいたいですね。

--事件について--
本当に、やりきれない事件でしたね。
映画はあくまでノンフィクションの世界ですのでね、アクション映画に
ニセ遺体はどうしてもツキモノになってしまいます。

私が思うのは、もう少し銃の盾となる防弾チョッキの改良は
必要ではないかな?ということです。無防備になっている
顔や首の部分の改良が欲しいところですね。
あとは銃規制に対して厳しい罰則を設けても良いとは思いますね。
一般市民の普段の生活には必要のないものですからね。
許可なく銃をもったものは、それこそ終身刑・・とか、銃により他人を
殺傷した場合は、死刑がまっているとか・・。
これ以上、被害をださないための努力、改革が必要なときなの
でしょう。亡くなったSATの方には、本当に心からの感謝とご冥福を
祈るしかできないのですけどね。(TT)
by まなてぃ (2007-05-20 16:29) 

まなてぃ

yuichiroyuさんnice&ご訪問ありがとうございましたぁ。(^^)
by まなてぃ (2009-08-29 08:49) 

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