SSブログ

007/カジノ・ロワイヤル [映画感想 さ行]

007 カジノ・ロワイヤル (初回生産限定版)

007 カジノ・ロワイヤル (初回生産限定版)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: DVD

映画タイトル:007/カジノ・ロワイヤル
初公開年月 :2006/12/01
監督:マーティン・キャンベル
脚本:ニール・パーヴィス ロバート・ウェイド ポール・ハギス
出演:ダニエル・クレイグ  エヴァ・グリーン  マッツ・ミケルセン  他

■2006.12.06(水) 本日の一言■

映画の中でも、スパイもの・・泥棒モノは大好物。(^^)v
というわけで公開初日に、『007 カジノロワイヤル』を観にいってきた。
以下からは、遅ればせながらの感想である。

まずはあらすじから。
この映画はジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)が00(ダブルオー)を
名乗ることを許されるようになってから、いかにして本物のスパイ007に変貌して
いったか・・までの物語。
イギリス英国諜報部員の中でも、特殊任務につくことを許されたジェームズ・ボンドは
初の任務として、事件を起こしては株の暴落、沸騰を自演し、テロリストを資金面を
潤している男、ル・シッフルの資金を絶つことであった。ル・シッフルは、航空機の爆破
から、その航空会社の株の暴落と値上がりを目論見、航空機に爆弾をしかけようとするが、
間一髪、ジェームズ・ボンドの行動により阻止される。
その後、大損害をこうむったル・シッフルが、再起をかけてモンテネグロのカジノで
大金をかけるという情報が入る。ボンドはその計画を阻止し、ル・シッフルの組織を
壊滅に追い込むためモンテネグロへと向かうが。ボンドの上司M(ジュディ・デンチ)は
ボンドとカジノで利用する金の監視役として美女ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)を
送り込む。出会いこそは彼女に対して冷淡だったボンドだが、危険を共にする中で次第に心を
許すようになってゆくのだが・・

それでは感想である。
★以降、ネタバレもありますよ★

Newボンドというわけで、ダニエル・クレイグが007に似合うの似合わないだので
話題となった『007/カジノ・ロワイヤル』。それはさておき・・
007の私のイメージといえば、
1.スパイなのに、当人がえらく目立つ  キラーン☆ミ( ̄ー+ ̄)☆彡キラーン
2.お金を惜しみなく使い・・ [金]ヽ( ̄∀ ̄)ノ[金]<カネハ、モッテルデー バックには国家がツイテマス・・
3.豪華にタキシードなど着ていて・・しかもよく似合い・・(^m^)フフフ
4.美女が出現!その美女にモテる。 m(*σ.σ)( ̄ー ̄)y-~~~ <フッ・・私の連れさっ
5.武器や車は常に最新型。(いちじは透明になる車に乗ったこともありました。)(◎◎)
6.真正面から銃を撃ち放ち・・(メ ̄ー ̄)┏ バキューン!  ε==⊃
7.敵を倒して美女とのアバンチュール(古い言葉っすかね・・)を楽しみつつエンディング・・

というわけで、主人公の配役が変わったとしても、ここのところは押さえて映画を製作して
いるんだろうなぁああ・・という気分で映画館のシートへ。そして映画はスタートした。
画面に現れたのは、スマートで洗練されたボンドというよりは、野性味あふれるボンドである。
テロの次の標的が何であるかの情報を得るために、爆弾魔を追いマダガスカルにいるボンドは、
まぁ、当然のことながらチンピラまがいの夏のスタイル。(^^;;)
早々に爆弾魔に自分の存在を知られ逃げる標的を追って、まぁ走る!飛ぶ!工事現場でも
ドタドタ!バタバタ!と目立つ行動この上なく、とび職とみまごうばかりのアクションの数々。
最後は大使館に逃げ込む爆弾魔の後を追い、スパイなのに監視カメラに激写され、
たいした情報も得られぬまま口封じに爆弾魔を射殺して逃げ出す始末。( ̄  ̄;) ウーン・・
新人00(ダブルオー)とはいえ、ボンドの上司Mも、この結果にかなり腹を立てるだろうなぁ
・・と画面に向かえば、やはりMは大変なご立腹!この上司Mの感覚は、あちらは国家を守る
人間としての意見であり、私などはシガナイ小市民であるのだけれど、
「あなたと私・・意見がよく合致するよねぇ」イヒヒ(o ̄▽ ̄)σ(--#)という気分にさせて
もらえて、私としては007の中でもなくてはならない役どころだ。(笑)
これで、一回目のアクションが終わってカジノかな・・と思いきや、間をあけずして今度は、
爆弾を手に入れたテロリストの一人と007が空港での攻防が描かれ、前半は、とにかく
アクション!アクション!アクション!のテンコ盛りである。派手な殴り合いから、
車の中での格闘。スピード感もあるし、これらのシーンは本当に楽しめる。(^^)v
まぁ、今回のボンドのアクションはスパイというよりは軍隊上がり?という感が
なきにしもあらずだ。頭脳型というよりも肉体型?? 体を垂直にして、空港を走り回る姿は、
なんだかターミネーターのようで(^m^)プププと少々、笑いを抑えるのも苦労したりした。
こうした過程を経て、ここで007のお約束である美女、財務省のキャリアという設定で、
ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)がボンドへの資金調達係&監視役として
登場するのである。
映画のタイトルが『カジノ・ロワイヤル 』であるから、カジノでのポーカーのシーンがある事も
納得済みでの鑑賞であったけれども正直にいって、このカジノのシーンはかなり退屈であったし、
ここから見所となるボンドの運命の女となるヴェスパー・リンドの魅力もこれといって特筆する
シーンがない。少々ボンドの殺しの手伝いをしただけで、腰をぬかしてシャワー室で泣くシーン
などがあったけれども、これだけで、二人が恋に落ちる!という納得づけには少々、甘いし、
二人のテロに対する戦い経緯を見ても、ボンドが彼女のために「00(ダブルオー)を辞めても
いい」と言わしめるだけの魅力が伝わってこず、今まで出演してきた、いわゆるボンドガール
という役どころとしては、パッとしない感じだ。又、ボンドがマフィアとのカジノに勝利し、
恋人の座にヴェスパー・リンドがくるあたりから、その後の物語の流れは大抵の人には読める
ようなベタなものだ。だが、恋人ヴェスパー・リンドの裏切りと死。「悪は彼女だった」と
言い切り冷徹なボンドが誕生するのは、やはりそうこなくっちゃいけないね・・という満足の
ゆくものである。エンディング間際「学んだわね・・ボンド」と呟くMの言葉に、
私も「学びましたねぇボンドは・・次回作が楽しみっす」(* ̄ー ̄*)フフフ とMに返しつつ
エンディングロールを眺めることとなった。

次に俳優の感想。

まずは、新007を演じたダニエル・クレイグ。
思った以上の熱演である。きっちりとアクションもこなし、まだ本人が00(ダブルオー)に
なじめていない不器用な感じと物語の筋がピッタリとマッチしていて、賛否両論あるけれども
私はダニエル・クレイグの007は結構、気にいった。
本当の力量と物語の楽しさを見せるのは次回作の『007』からだろう。
アクションと精神的な男前に磨きをかけて、出てきて欲しいなと思う

次、ボンドに運命の女を感じさせるヴェスパー・リンド演じたエヴァ・グリーン。
スペインや南米系の美人である。知性がある役なのに、あまり知性を感じさせる演技が
観れなかったのは少々残念である。どちらかといえば、情熱的な役のほうが向いているのでは
ないかな・・と思わさされた。次回作に期待。

次、ボンドの敵役 ル・シッフルを演じたマッツ・ミケルセン。
天才的数学センスを持ち合わせており、テロリストの金庫番という設定だけが輝いており、
しかし、見せ場がほとんどなくて気の毒な限り。悪としては今一歩!パンチがなく、ボンドを
趣味の悪い拷問にかけるシーンだけが、やたらと印象に残ってしまい(--)ウーンである。
ヘビのような薄気味の悪い感じはあるので、次回作の悪役に期待したいところだ。

最後に映画の全体的な感想を書いておこう。

新星007を迎えて、今までにないボンド像を描きたかったのだろうか・・
Q(ボンドの武器を作っていた発明家)の出演はなく、よって新手の武器も登場せず、
あくまで、アクションで勝負しよう。と007としては新鮮な作品だと思う。
悪役の影が少々薄いな・・という感じはしたけれども、ここまで体をはってアクションを
している007を観たのは、私としては初めてであったし、気障なセリフやネチョっとした
ラヴシーンも少なく、ゴツゴツとした骨太の007を堪能させてもらった感じだ。

ちょうどよいハラハラ感を楽しみたい人にはお薦めな映画である。
友人や恋人と気楽に楽しめるアクションの佳作。暇な休日に楽しんでみては・・(^-^)


nice!(5)  コメント(11)  トラックバック(4) 
共通テーマ:映画

nice! 5

コメント 11

まなてぃ

>でぃーじぇーさん Niceありがとうございました。
新しくアップされる記事、楽しみにまってます。(^^)
by まなてぃ (2006-12-07 18:10) 

noric

早く観たいです。
by noric (2006-12-07 18:48) 

まなてぃ

>noricさんNice&コメントありがとうございます。(^^)
この映画は、なかなか、おもしろかったので、是非是非、観にいってください。
肉体派ボンドが堪能できますよ。(^^)v
by まなてぃ (2006-12-07 22:20) 

のんたん

おおーなかなか面白そうですねえ。
私はつるっと最後までネタバレを読んでしまいましたが^^;楽しそう!
新ボンドで賛否両論、話題の?映画でありながら、腰が引けていましたが
これは映画館で見たほうが十分楽しめそうな感じですね~!
by のんたん (2006-12-08 12:37) 

カウンタック

深いですね。007は、大昔のものしか面白くないと思っていました。
by カウンタック (2006-12-08 14:41) 

まなてぃ

>のんたんさん、コメントありがとうございます。(^^)
前半にテンコ盛りにあるアクションがなかなかいいんですよ。
私は高所恐怖症なので、ちょっと見ていられない!(><)というシーンも
あるのですが、Newボンドは本当に頑張ってましたね。
機会があったら、ぜひぜひ観てくださいねっ!(^^)
by まなてぃ (2006-12-09 23:30) 

まなてぃ

>カウンタックさん、はじめまして。(^^)
コメントありがとうございました。
大昔の007もさることながら、今回の007も、なかなか楽しめましたよ。
by まなてぃ (2006-12-10 09:30) 

こんにちは。クレイグが男臭くてカッコよかったです。ネチ~としたピアース・ブロスナンより魅力的だったですね(笑)。小道具を供給するQは次回作から出るみたいですよ~。
by (2006-12-13 17:28) 

まなてぃ

>katoyasuさんNice&コメントありがとうございます。(^^)
いやはや、本当にクレイグ!格好よかったですよねぇ。
おっ!小道具たちは次回から出てくるんですね。
こんなこといいな♪できたらいいな♪的な小道具!
これが私にとっては結構楽しみだったりするのですよ。
次回作もチェックしなくては!
by まなてぃ (2006-12-16 19:13) 

流星☆彡

こちらの記事にも 遠征してきました!(^_^)/
お・面白い♪スゴ~ク 読み応えが ありました~☆
過去シリーズの知識が あまり無いまま、映画館で 「カジノ…」を観た後、
次々にTV放映された旧作を眺めたら、ますます ダニエル主演の
次回作が楽しみになった 私です。(^^ゞ
拙著ですが、当方記事 TBさせていただきました。m(__)m
by 流星☆彡 (2007-02-03 20:28) 

まなてぃ

>流星☆彡さん、こちらにも遠征、ありがとうござます。
Nice&コメント&TBもどうもありがとう。励みになりますね。
おっしゃるとおり日曜洋画劇場では、昔の007シリーズを
バンバン流していて、私も懐かしく観ましたよ。
しかし!それにしても、なんと!ニヤけた007!
私もダニエルの007が一番男っぽくて好きですねぇ。
次回作も期待!キザさより男っぽさですよねぇええ!
どんなスパイ活動をしてくれるのか、今から楽しみですねっ!
by まなてぃ (2007-02-04 18:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 4

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。