M:i:III MISSION: IMPOSSIBLE III [映画感想 ま行]
映画タイトル:MISSION: IMPOSSIBLE III
初公開年月 :2006/07/08
監督: J・J・エイブラムス
脚本: J・J・エイブラムス アレックス・カーツマン ロベルト・オーチー
出演: トム・クルーズ フィリップ・シーモア・ホフマン ヴィング・レイムス 他
■2006.7.12(水) 本日の一言■
昨日、先行上映を歯の治療のために観に行くのを中止していた
M:i:IIIをやっと観にいってきた。
トム・クルーズが、日本にきて派手なプロモーションが話題になったけれども、
その映画はいかに・・・・
あらすじは以下のとおり。
超一流のスパイとして活躍したIMFのエージェント、
イーサン・ハント(トム・クルーズ)は教官になっており、
優秀なスパイの育成に務めている。
私生活でもフィアンセの看護士ジュリアとの結婚を控え、充実の日々を送っていた。
そんなある日、イーサンのもとに教え子であった女性エージェント、リンジーが
潜入捜査中の闇の武器密売組織に拘束されてしまい、彼女を救出するよう、
ミッションが組まれる。さっそく同僚と共に救出へ向かうイーサン。
そんな彼の前に、国際的な闇ブローカー、オーウェン・デイヴィアン(フィリップ・
シーモア・ホフマン)がIMFの上部と手を組み、立ちはだかるのだった。
そして感想である。
★以降、ネタバレしていきますよ★
さて、どう感想を書こうか・・・・(--)
とにかく、主体はアクション!アクション!アクション!とアクション攻めの
映画である。こういったアクションが撮りたい、やりたい、という目的が先にあり、
それに合わせて、後からストーリーを作ったような感じがした。物語自体はベタな
作りだなと思う。
しかし、大掛かりなアクションはよく作られていて、それなりに楽しくみれる。
だが、細かいアクション、例えば、中国の組織に売り渡されたブツをイーサンが盗み
にゆく、重警備ビルの内部の出来事は完全にハショられてしまい、あっ!という間に
彼の手にブツが渡ってしまったのには、少々、肩透かしを食らったのが正直なところ
であった。
それにつけても、前回以上に、突っ込みどころが満載であることはいなめない。
妻がイーサンからの銃の短いレクチャーを元に、次々と敵を倒してしまうあたりも、
ええぇえ!初心者の妻が、恐怖に手を震わせることなく、あっと言う間に銃で
敵を倒してしまいますか?(・○・)と、こちらが呆気にとられて、口が開くのをかわきりに、
短い人口呼吸と心臓マッサージで、これまたあっという間にイーサンが、復活して
しまったり(@@)ついでに、敵を倒して現場を去るときは、何事もなく、
にこやかに肩を組んで、今までの騒ぎは、悪い夢だったから忘れて一緒に生きて
いきましょうと、恋人同士のデート状態で上海を後にしてしまったり・・・と
まぁアクション映画だから、こういったストーリーもありかもしれないが、もう少しこう、
奥さんが猛り狂ってイーサンを責めたり、泣いたり、あれだけの戦いをしたのだから、
疲れ果てて座り込んだり、と、他に表現のしようがあったのではなかろうかと・・
私は思わずにはいられないシーンは多々ある。
イヤハヤ、とにかく立ち直りの早い夫婦で、目が点になるのは止められない。(・○・)
こんな具合に、妻が夫の本当の姿を知らぬまま人質になった時の葛藤もなしだったので、
どうして映画の役として妻を加えたのか?その意図が、私にはつかめなかった。
これなら妻でなく、人質にされた教え子のままでも、映画は成立したのではないか
とさえ思ったし、トム・クルーズ自身が結婚して妻の大切さ?を感じたから、
そういった感情も映画に入れてみたかっただけ?なのかと、下世話な勘ぐり感が
頭をよぎった。
次に俳優の感想である。
まずは、トム・クルーズ。年齢を忘れさせるような走りを見せてくれた。
また、カクテルの道具をもってパーティにいたシーンは、映画『カクテル』を
思い起こさせ、思わず心の中で「その姿、懐かしい・・・」と呟いてしまった。
アクションは頑張っていたのだが、それ以上に特に書くことが思いつかない。
次は、アクションではなくて、演技を観せてくれる映画にでて欲しい・・
次回作に期待したい。
次、フィリップ・シーモア・ホフマン。
金と権力を握った悪役の感じをよく出していて、この映画で一番印象に残った。
顔色一つ変えずに、残忍なことをやる人間性をうまく演じていると思う。
この映画で彼を知ったのは、収穫だった。
今年の秋、公開の『カポーティ』という映画にも主演で出ているらしい。
他の役の演技もぜひ、観てみたいものだと思った。
他の俳優さんについては、特記することがない。役の名前を思い出すのも難しい
というのが正直なところだ。
最後に映画全体の感想である。
とにかく、アクション!を楽しむためだけに観たほうが良い映画である。
アクションの迫力を楽しむことをお薦めする。
難しいことは考えず、ストーリーの穴にも目をつぶるほうが良いと思われる。
最後は、ハッピーエンドだし、終わりよければ全てよし!
悪は退治され、イーサンと妻は幸せになりました。
突っ込みどころは数多くあれど、とにかく、めでたし めでたしの映画だった。
お邪魔します。
あのドーパミンでまくりのテンポとはしょりは、同監督製作のやはりスパイものTVドラマ「エイリアス」を見てると納得ですよ。絶対、視聴者に追いつかれてなるものかーギュウ!と、とにかく詰め込みまくりが彼のスタイルのようです。
ホフマンは私の大好きな俳優です。私は「ハピネス」の役が愉快で一押しですけど、アル・パチーノ主演の「セント・オブ・ウーマン」では若き日の彼がクライマックスで良い顔してますし、「羊たちの沈黙」の前段「レッド・ドラゴン」もなかなか、めずらしく良い人役の彼が見たいならトムさん共演の「マグノリア」です。
今回のゲストは監督ルートのテレビ俳優さんばっかりで、1や2のようなサプライズは無かったですね。
by tamapin (2006-07-12 08:06)
こんにちはー!見に行かれたんですね^^
私は字幕の関係で詳しいことは分からず。でもちょうど良かったです。
家族を持つことに反対するパートナーと、それに異論を唱えるトム。
私はこの映画できっとこれが言いたかったんだろうって下世話な勘ぐり
思い切りしてましたー^0^まなてぃさんのつっこみどころ、私もほんと
そのとおり~!っておもいます。
by のんたん (2006-07-12 14:58)
>びんさん。はじめまして。Nice&コメントありがとうございます。
「視聴者に追いつかれてなるものかーギュウ!と、とにかく詰め込みまくりが彼のスタイルのようです。」とのこと。
本当にギューッ!っとつめこまれていましたね。
見ている側は「え?もうそんな展開になってしまったの?え?解決
しちゃったの?」の連続でした。(笑)いろんな意味で展開が早かった
ですねぇ。もう少し細かい部分も描いて欲しかったなぁ。と思いました。
ホフマンさんは、良い演技をしていましたねぇ。役から離れると、
結構、オトボケなポッチャリ顔で、びっくり。「レッドドラゴン」かぁ
まだ観たことがないのだけれど、怖いんでしょうかねぇ。
うーーん、レクター博士・・・うぅう。なみだ目になってしまいそう。(TT)
by まなてぃ (2006-07-12 19:11)
>のんたんさん。コメントありがとうございます。(^^)
ホント、スパイに妻はいらないですよねぇ。
必要なのは、共に戦う、いっときの恋人じゃないかと・・・思うのだけれど
今までにない、幸福な家庭スパイの映画の誕生(なんじゃそれは(笑))に、まぁいいか・・と思うようにしましたよ。(^^;;)
まぁ、きっとトムが役でも妻を持ちたかったんだな。そうだろう。オイ!と
新婚旅行にいくアップのトムの顔を見て、突っ込みをいれたついでに、
M:i:Ⅳが作られたとき、子供がいたらどーしましょう、と妙な想像をして
一人、フフ笑いをしてしまいましたよ。(^m^)
by まなてぃ (2006-07-12 19:12)
こんばんは。そういえば、上海でのビル潜入は省略されてましたね。どうやって障害をかいくぐるかがこのシリーズの面白いところだったのに・・・。最後もチームプレーで閉めてほしかったんですけど、やっぱりトムのワンマンプレーでしたねえ。まあ、アクションは楽しめましたけど!
by (2006-07-13 00:22)
>こんにちは、katoyasuさん。Nice&コメントありがとうございます。(^^)
上海ビルの潜入なんて、もうアクション映画の大舞台にぴったりな
場所だし、重警備だ!なんて映画上でいってくれるから、仲間との
ミッションがまた!観れるのかな!なんて期待したのですけどね。
残念でした。バチカンでのチームプレーのシーンは、楽しかった
なぁ。仲間たちの役目や個性もでていて良かったし、敵のマスクを
製作できてしまう小道具がでてきて、こんなものができたら、映画の
小道具部隊は、全員、失業ですねぇ。(^^;;)
by まなてぃ (2006-07-13 13:30)