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ザ・ロック [映画感想 さ行]

ザ・ロック 特別版

ザ・ロック 特別版

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: DVD

映画タイトル:ザ・ロック 
初公開年月 : 1996/09
監督: マイケル・ベイ
脚本: デヴィッド・ワイズバーグ
出演: ニコラス・ケイジ ショーン・コネリー エド・ハリス  マイケル・ビーン 他

■2006.7.9(日) 本日の一言■
昨日は、『Mr.&Mrs.スミス 』と一緒に借りた『ザ・ロック』を鑑賞する。
万が一『Mr.&Mrs.スミス』が外れた映画だったときの口直しのために
借りたDVDである。実は4度目の鑑賞。(^^;;)

あらすじは以下のような感じである。
アメリカ軍の古参のハメル准将(エド・ハリス)は、戦死した軍人に対して敬意と保障を
与えない政府に対して一騎むくいるため、忠実な部下を連れ、大量殺人兵器とも
いわれるVXガス搭載のミサイルを盗みだし、現在は観光地となっている元州刑務所
アルカトラズ島(通称ロック)に大勢の観光客を人質に立てこもり、ミサイルの照準を
サンフランシスコに向け、開放されたくば、1億ドルの身代金を出せと政府に要求する。
FBI科学兵器処理班のグッドスピード(ニコラス・ケイジ)は軍隊に呼びつけられ、
海軍の特殊部隊と共にロックへ潜入し、ミサイルの解体作業の命を受ける。
また水先案内を務めるのは、脱出不可能とロックから、ただ一人逃亡に成功した
元英国諜報部員メイソン(ショーン・コネリー)、彼はスパイ容疑で牢獄に長い間
縛られていたが、無罪放免と引き換えに、このミッションに参加することになる。
しかし一向がロックへ地下から潜入し、地上へ上がろうとした矢先、百戦錬磨の
ハメルの部下の銃撃に合い、グッドスピードとメイソンだけを残して全滅して、
しまう。残ったグッドスピードとメイソンはミサイル解体を二人で実行することに
なるのだが・・

では感想である。
★以降、ネタバレしていきますよ★
007の成れの果て?と思わせる、元英国諜報部員の役をそのままショーン・コネリーが
演じてしまうというジョークのような役設定、テロ行為とはいえ、やるせない経緯を持つ
ハメル准将をエド・ハリスが演じ、気の弱い運動オンチな科学者役にニコラス・ケイジ
という豪華な顔ぶれで製作された映画である。TVでも何度も放映されたので知っている
人も多いと思うが、映画のテンポも早く、カーアクションを皮切りに、銃撃戦、肉体戦、
頭脳戦、空中戦とテンコ盛りのアクションの数々にプラスして、持ち合わす能力が正反対
のメイソンとグッドスピードの台詞のやりとりのおもしろさ、そしてハメル准将の葛藤が、
隙間なく埋め尽くされ、あっという間に上映2時間を駆け抜けてゆく感じである。
またこの映画の良いところは、脇役や悪役にいたるまで、見せ場を作っているところだ。
例えば、メイソンとグッドスピードと共にロックへ潜入する特殊海軍の面々にも、
秀逸なシーンがあるのは天晴れである。ハメル准将と特殊海軍のリーダーである
アンダーソン(マイケル・ビーン)が銃撃戦を前に、お互いの思いを戦わせるシーンは
圧巻である。このシーンに関しては、私は毎回、どうなるか結果がわかりきっているの
にもかかわらず、呼吸をひそめて画面を観いってしまう。
いやはや・・エド・ハリスも格好良いけれど、アンダーソン役のマイケル・ビーンも
格好良い。アンダーソンには、こんな早く死んで欲しくなかった。(/_<) シクシク

さて、ここまで褒めたから二箇所だけどうしても「うーーん」(--)と毎度、唸って
しまうケチどころを書いておこう。(笑)ニコラス・ケイジの体が科学者にしては、
ちとマッチョではないか。体を鍛えている科学者なのか?しかし運動は苦手です、
のようなことを言っているシーンもある。うーん、しかし体とセリフが合体していない。
もう少し減量をして、筋肉を落としたほうが、科学者らしく見えたのではなかろうか。
次に、VXガスって、心臓に注射一本打つだけで、その毒ガスの害がのがれることって
可能なものなのか?ということである。グッドスピードは、あの危機的状況で、
心臓に一発で注射を刺して助かるのだが、そんな一発で刺せるだろうかぁああ?
練習したのか?・・・・・(--)と首が傾いてしまった。(笑)

次に俳優の感想である。
まずは、ショーン・コネリー。
何事においても実力を発揮できあるスパイ役、元泥棒というような役を演じさせると
本当に彼は渋くて格好いい。メイソンの我儘ぶり、歳に似合わぬカーチェイスなど
見所も満載である。この映画を観てから、彼のでるアクション映画を何本か観る機会が
あったが、危機がおとずれる度にショーン・コネリーの演じている役が、なんとかして
くれると私はインプットされてしまったほどだ。(^^;;)

次に、敵方のハメル准将を演じた、エド・ハリス。
映画、『アポロ13』のNASAの司令塔役で「渋い・・格好いい・・誰?」で
チェック!を入れた俳優さんである。(◎◎)
今回のハメル准将は政府に対してテロを決起する軍人の役であるが、いやはや、
やっていることは、とんでもないことなのに、「お前が悪い!」と責める気がしなく
なってくる役である。(ホントは、こんなことを計画するお前が悪いのだが・・(^^;;;;;)
葛藤や曲がった正義感?を見事、演技で見せてもらえる。

次、科学者役のグッドスピードを演じた、ニコラス・ケイジ。
彼の演じている役の実直さ、マヌケさ、喋る一般市民的感覚が、この映画の光と清涼剤
になってくれていると思う。普段、あまり力を入れて観る俳優ではないが、この映画は
ニコラス・ケイジであることを忘れて、グッドスピードとして応援している自分がいた。
大物俳優を向こうに回して好演している。他の作品も見てみたいと改めて思った。

最後に映画全体の感想である。
右にショーン・コネリーの渋さ、左にエド・ハリスの渋さ、真ん中に癒しのニコラス・ケイジ、
アクションも楽しめるし、誰がみても、あまり大きな文句はでてこない映画だと思う。
今回、アクション映画にうるさい父と鑑賞したのだが、映画の途中から文句をいうはずの
父が黙って最後まで観ていたので、おもしろかったのだろう。(笑)
普段、映画にあまり興味がない人とDVD鑑賞をすることがあるとしたらこの『ザ・ロック』を
選ぶと良いのではなかろうか。

本当に久しぶりに観たけれど、相変わらず楽しめた作品である。
楽しい映画を観た日は満足以外のなにものでもない。充実の土曜日だったぁ。(^^)ハァー


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のんたん

この映画も未見ですが、なんだかおもしろそうですねえ!
それになかなか渋いメンバーじゃないですか!!機会があったら
絶対見てみようと思います。マイケル・ビーン、素敵ですね^^
by のんたん (2006-07-12 15:01) 

まなてぃ

>のんたんさん、コメントありがとうございます。(^^)
この映画は本当にお薦めですね。
私の好きなアクション映画のBEST3に間違いなくはいってます。
役者も皆、ツブ揃い!男のせつなさ満載の映画です。
最近、とんと姿をみなくなったけれど、マイケル・ビーン!
格好いいですよねっ!好きな俳優さんの一人ですよ。
by まなてぃ (2006-07-12 21:32) 

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