わんわん物語 Lady&The Tramp [映画感想 わ行]
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/03/17
- メディア: DVD
映画タイトル：わんわん物語 Lady&The Tramp
初公開年月 1956/08
監督： ハミルトン・ラスケ クライド・ジェロニミ ウィル・ジャクソン
脚本： Ｅ・ペナー Ｊ・リナルディ Ｒ・ライト Ｄ・ダグラディ
■2006.6.26（月） 本日の一言■
日曜日は映画を映画館へ見に行く予定だった。あぁ！なのに金曜日に
歯が欠けて、土曜日にその治療で、散財してしまった。
映画はレディースデーまでおあずけである。仕方ない。安くで観るしか
ないのだ・・ 先行上映の「ミッションイン：ポッッシブルⅢ」を楽しみにして
いただけに (/ヘ￣､)アァア！残念！
そこで、日曜は自宅でDVD鑑賞をすることにする。今回はディズニーの
有名なクラシック映画「わんわん物語 Lady&The Tramp 」を観ることに。
このブログで初のアニメ作品の登場である。
あらすじは、以下の通り
クリスマスの夜、新婚のジムは妻のダーリングにコッカースパニエルの
メスの仔犬を贈った。妻は大喜びで、その仔犬に“レディ”と名づける。
主人たちの暖かな愛情に包まれ、レディは愛らしい成犬と成長し、町をうろつく
雑種の野良い犬“トランプ”とも顔見知りになる。また、その頃、主人のジムと
ダーリングの間にも赤ん坊が誕生し、赤ん坊の可愛さにレディーは夢中になる。
しかし、とある日、ジムとダーリングは旅行にいくことになり、子供の世話を
頼むため自宅に猫好きのおばと猫２匹を招くことにした。当然、犬のレディーと
うまくゆくはずもなく、レディーは口輪をつけられ、その悲しみと驚きで、
街へ飛び出してしまい、猛犬に襲われそうになるのだが・・
さて感想である。
★以降、ネタバレしていきますよ★
この２匹の犬、レディーとトランプを人間に置き換えれば、レディは良家のお嬢様で
トランプは自由を愛する不良である。そして二人は性格も育った環境も全く違うが、
男がトラブルから彼女を救い、恋に落ち、困難に立ち向かい、仲間に助けられて結ば
れる物語である。筋はいたってシンプルなラブストーリーだ。人間がこれ演じて映画に
していたら、「陳腐だぁあ！つまんない」と文句を言うのだが、なにぶんにも出演して
くるのは、個性あふれる犬たちばかり。その愛らしさ、小さな体で奮闘する様、
犬から見た人間に対する意見などが、もっともらしい事を言うので、そのおかしさに
「可愛かったぁ おもしろかったぁ！」と正直な感想が漏れてしまうのだと思う。
また半世紀以上前に作成された映画なので（そんなに昔の映画なのか！と びっくり
もするが）画面は全体は、やわらかい色合いに包まれ、最近のアニメでよく観る妙ち
きりんな立体感に追い回されることはない。また目が追いつかないほどの激しい動きは
皆無であるから、観終わったあとに「目が疲れた・・・」と嘆かずに済んだ。
まぁそういったＣＧ等が好きな人たちには、物足りない画像であるかもしれないが、
ＣＧを酷使しなくても充分、良いアニメは作れるという証拠になるような作品だ。
次にこの映画にでてくる登場人物（犬）についての思い出話を書いておこう。
この作品で一番、格好がよく見せ所満載なのは、誰がみても野良犬のトランプだと思う。
私が小学生頃、特別上映で親に連れられて初めてこの映画観て、長々と思ったことは
「なんで、トランプは犬なのだろう・・人間だったら格好いいのに、なんで人間に
生まれてきてくれなかったのだろう」と帰りの電車の中で、がっかりしたことである。
その後、大酒飲みの女友達と この映画をビデオで鑑賞したことがあったのだが、
観終わったあと、彼女が酔っ払ったついでに「こんなに身を徹して、自分の危険も
帰りみず戦ってくれるトランプって格好いいよね」と呟き「でも犬コロなんだよねぇ！
おもしろくねぇー！人間になってくれぇー！」とクダを巻いたのだ。
オヤ・・ここにも同じようなことを考える人はいるのだと妙な感心をした。
しかしトランプが人間になって選ぶ相手は、レディなのである。自由を捨てても良いと
思える相手に限って、トランプは身を徹してくれるのだ。(^^;;)
人間にも好みがあるが、ディズニーにでてくる犬にも選ぶ権利はあるはず。
今回、久しぶりに観て、トランプが人間だったらなぁ・・という感想は相変わらず
自分の中にでてきたが、その後、相手にも好みがあるだとか、素敵なレディでないと
ダメなんだとか、夢のないことを考えた。そしてこうやってブログを書いてみて、
私はレディにはなれんし！(^○^)ハハハハ！そうであるならばトランプは犬のままでいて
くれたほうがいいかも。という結論に達したのだった。（笑）
犬好きにはたまらない、映画。猫好きの私でも夢中になった良い映画である。
一度は観て、シンプルな感動を味わってもらいたい。
ディズニーの昔のアニメって、本当に色が柔らかくてきれいですね。
by のんたん (2006-07-07 00:57)
のんたんさん、こんばんは。（＾＾） コメントありがとうございます。
ディズニーは、クラシックアニメはとくに配色が美しくて、うっとりする
ものがありますよね。最近はピクサーが作成した映画がよく公開され
ているけれども、本来のディズニーが製作する新作も観てみたいですねぇ。３Ｄの凄さはもう充分堪能したし！って感じがしますよね。
by まなてぃ (2006-07-08 02:21)