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ダ・ヴィンチ・コード [映画感想 た行]

ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット

ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット

  • 作者: ダン・ブラウン
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 文庫



■2006.5.21(日) 本日の一言■
昨日、世界同時公開で謳っている「ダ・ヴィンチ・コード」を観てきた。
いやはや、映画館も久しぶりの賑わいだったし、ほぼ満席状態でした。
まぁマスコミの扱い方も尋常ではないし、当然といえば当然か(^^;)

まずはあらすじは以下のようなもの
ルーヴル美術館の館長が殺され、その夜のうちに変死体が発見される、
死体の姿は、レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な人体図になっており
周りには不可解な血痕で書かれた暗号が残されていた。
暗号の中に、館長が殺された当日に会うことになっていた
ラングドン(トム・ハンクス)の名前があったために、フランス警察から
容疑者としてルーブル美術館へ呼び出される。
自分への嫌疑を晴らすため、ラングドンは犯人探しの第一歩となるであろう
暗号解明に乗り出していく。

★ネタバレは少々あり★

感想、感想、感想です。(どう書けばよいのか、困ってしまい思わず3度も
同じ言葉をつなげてしまう。)観終わったあとの第一の私の感想は
この映画は、よほど「ダ・ヴィンチ・コード」を読みこなしている人か、
もしくは、キリスト教徒か、キリスト教について勉強している、興味を
もっている、イエス様命という人が観ないと楽しくない映画だな。と思った。
私は「ダ・ヴィンチ・コード」を一度も読んではいない、キリスト教の知識は
付け焼刃程度である。よって暗号解明によって謎が解かれ、解明した事実を
聞いたところで「たったこれだけのために、何故にこのような大騒ぎになるのか、
理解に苦しむな(ーー;)」というのが、正直なところである。

しかし、この映画の中でイエス・キリストを心から神だと信じ、信仰に生きている者にとっては
この謎の解明が、生きるか死ぬか、バレたらこの世の終わりになるといわんばかり
に大騒ぎになってしまうし、謎を解明し公表したがる人間が、この物語には出て
くるのだが、こちらも殺人をおかしてもいいから謎解きをしたい、発表をすれば
センセーショナルな筈だ、というのだから驚きである。

私から見れば、2000年近くも前の事実なんぞ、どうだっていいじゃないかと・・
例えば、仮にイエス・キリストが神が使わした者ではなく、ただの人間で
恋人がいて、子供がいて、子孫がこの世にいたからといって、何の不都合が
あるのだろう。もうキリスト教は3代宗教としてこの世に存在し揺ぎない地位を
宗教界では確立させているではないか・・今更、何を恐れるのだと思うのだ。

次に映画の脚本についてだが謎の解明をしている台詞が長い!
何を言いたいのか、一度ではよく理解しきれない。謎の解明理由、
暗号が解けた理由について観客はわかっていたのか?
私はよくわからない部分があって、ハ?今の台詞で、どうしてこういう答えが
導きだせたんかい?ちょっと巻き戻してくれないかなぁ。という場面が多々あり、
謎の解ける喜びも少なく、ここの謎解きがさすがだねぇ。なんてものもないので
かなり不満が残った。

次に俳優人についての感想を書いておこう。有名どころが沢山でている。
ジャン・レノを久しぶりに観れるということと、彼の役が物語のキーマンに
なるという噂を聞いてかなり私は楽しみにしていたのに、ジャン・レノの役は
見せ所が少く「えー!たったこれだけかい」と涙した。(TT)
トム・ハンクスは自分の個性を消して役に徹するところは
さすがといったところ、しかしそれほど見せ場なく寂しい限り。
ソフィー・ヌヴー(アメリに出てた)は暗号解読官役で出ていたけれど、
いつ暗号解読の凄いところを見せてくれるのかなぁ?という期待だけ残して
終わってしまい、ロード・オブ・ザ・リングでガンダルフ役で名演したイアン・マッケンランは
善人ぶった悪役で、ガンダルフの存在を忘れさせてもらった。
そして一番、印象に残ったのは偏執狂っぽい修行僧をやった、ボール・ベタニー。
いやはや凄まじいマゾ役ぶりを発揮していて、そのマゾ行為とあちらの世界に
イッちゃった感じの目の演技が真に迫っていて、思わずこちらの顔がしかまるほどの
名演である。

映画全体の感想は、
次回観ることがあるとすればDVDで理解しきれなかった謎の解明を
する台詞だけチェックさせてもらえれば充分。
原作を読んで、もう一度この映画をトライしたいというところまでは、
魅力を感じられない映画。私にとってはハズレな映画でした。


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コメント 8

うちも昨日映画観にいったとばってん、ちょっと期待外れやったかな。
うちは原作読んどったけん、暗号解明もどーにかスルーしたばってんか
キリスト教の成り立ちとか中世の歴史とかは、あのCGだけでは理解できんくらい重かもんやけんね~~。
ソニエールの作った暗号は、もっといっぱいあったとけど(原作)
製作の都合でかなり削られとったですよ。それはちょっと悲しかった。
ソニエールの心情やダ・ヴィンチの秘めた謎もほとんどカット・・・
正直、映画に関しては“酷評”されても仕方んなかごたる。
映画に再トライはなしにしても、小説は面白かったですよ♪
文庫本出とりますけん、こっちはお勧めしまーっす(〃∀〃)♪
by (2006-05-21 07:56) 

まなてぃ

一口番さん、こんにちは&はじめまして、の、まなてぃです。Niceとコメントありがとうございました。小説はなかなか、おもしろいとの情報をカキコしてくれて、ありがとう。(^^)DVDが発売される頃に合わせて、「ダ・ヴィンチ・コード」上・中・下と読んでみようかと思いました。なんといっても世界で5000万部の売上を誇る小説ですからね、つまらなかったらそれほど売れるわけではないでしょうから。映画がダメだった分、あっという間に読めるほど、おもしろい本であることを期待したい!
頼むよ、ダ・ヴィンチ・コードといったところです。また読みに伺います。
これからもよろしくです。(^^)/
by まなてぃ (2006-05-21 18:20) 

chronavi

こんばんは!
おなじく、期待はずれでした。
僕は睡魔と闘うのに必死でした(笑
by chronavi (2006-05-22 00:51) 

まなてぃ

こんにちは、chronaviさん、はじめまして&コメントありがとうございます。 睡魔と闘いながらの映画鑑賞はつらいですよね。私は腰が痛くなってしまい最後の15分くらいがつらかった。今回の映画は最後の15分くらいに、何かあっと驚くものがあるわけでもないのが見えてしまって、早くエンドロールが流れてこないかなぁ。と願うほどでした。まぁ観てしまったものは仕方ない。が、正直にいえば「時間&お金返せですね」
(^^;)笑
by まなてぃ (2006-05-22 17:42) 

観ていない、読んでいないのになんですが、多分皆さんと同じ意見を持ちそうな映画に思えてなりません。
周囲が騒ぐのに食指が動かない。
by (2006-05-25 12:03) 

まなてぃ

ばた足さんNice&コメントありがとうございます。
このブログを入力した後、他の人たちのダヴィンチについてのブログを読んでまわったのですが、良い評判は少ないのは事実ですね。
周囲にまどわされることなく、自分の観たい映画をみるのが一番かと。私はダ・ヴィンチの絵が好きだったので、食指が動いてしまったのですが、思えば、すぐDVDにもなるだろうし、それで観れば良かったかなっ(^^;)と、かなり、後悔していますよ。
あぁああああああバカな自分(><)泣
by まなてぃ (2006-05-25 23:26) 

こんばんは。本を読んでない私にとっても、「なんのこっちゃ」の連発でした(笑)。かなりテンポも速いし。ただ、今までの固定観念を崩すようなアイデアは興味ありましたね。原作の方が面白そうなので、チェックしてみようかなあ。
by (2006-05-26 01:16) 

まなてぃ

こんにちは、katoyasuさん。Nice&コメントありがとうございます。
ホントになんのこっちゃ!(@@)わからん!の連発の映画でした。特に肝心要の謎解きの部分になると、とにかく台詞を追うのが必死で、「もっとゆっくり語ってくれ!」と映画館で悲鳴をあげそうになりました。原作を読んでいる友達によると、かなり内容がスルーされていて、せっかくの謎解きが大学の講義を聴いているようでつまらなくなっていたと憤慨していました。うーーん・・本を読んで、DVDで再トライかなぁ。俳優陣はみんなうまいですもんねぇ。もったいない。
by まなてぃ (2006-05-26 10:10) 

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